新型コロナウイルスワクチン接種後(一回目)の経過です。接種を向かえるに際しまして皆さまのご不安の軽減につながるようでしたら幸いです。ワクチン接種の有効性に関するデータも最後に掲載致しましたのでご参照下さい。
5/17より高岡市の高齢者への新型コロナウイルスワクチン優先接種が始まります。
接種に際しましてご不安をお持ちの方は少なくないと思います。
【私の一回目接種後の経過ですがご不安が和らげば幸いとご報告をさせて頂きます】
接種は三角筋という肩への筋肉注射です。
今回は接種量が少ないからか接種して頂いた先生がお上手だったのか接種時の痛みは全く感じませんでした。
最低15分(アレルギー体質の方は30分)休んで帰るのがルールなのでその後待合室で休ませて貰いました。
多くの方は30分待っておられたような思いましたが、この間痛みすら何も感じる事なく何も起こらず、午後の診察があるので15分だけ休んで帰りました。
午後の診察中も全く痛みすら感じずこれなら悪くないと思いましたが、先に接種された方々が言っておられた通りに6時間程が経過した夜より接種部位が重くなり痛みになっていき夜は寝返りを打った際に接種部が体の下になると痛くて目が覚めました(接種部位に負担がかからなければ痛くないです)。
接種当日午後の診療はいつものように院内を駆け回り夜には試みに缶ビール350mlを飲んでみてシャワーも浴びてみました(炎症が強くなる環境ではどうなるのかを自己責任でやってみたものでお勧めは致しません)。
翌日朝からは接種側の上肢の挙上や重いものの運搬には我慢する必要とする程の痛みはありましたが、夜には痛みは和らぎ、翌々日には少し痛い程度に軽減していて接種後の問題は全経過3日で終わりました。
頭も体も痛くなければ熱も出ず倦怠感もなく、若いスタッフでは吐き気や倦怠感を認めていた人がいてやはり若い人で副反応が出やすいのかと今回は年寄りが幸いしたのかもとも思いました。
接種部の痛みを除けば一回目接種ではそんなに大きな事は起きないのかとの印象ですが、十分な急変時対応の準備のもと接種を行って参ります。
ニ回目はこの程度では済まないとの噂ですので明るい未来のためには我慢も必要と思って覚悟して接種に望みますがまた参考になりましたら幸いと経過をご報告申し上げます。
【なお、懸念されている各種変異株への接種後の有効性に関しても全ての株に対して大変高い有効性があるとの報告がなされておりましたので参考までに掲載させて頂きます(国内の研究施設からのデータです)】
・評価対象の未感染105例の平均年齢は42歳だった(範囲:24~67歳)。
・未感染者でワクチンを2回接種した人のうち、99%の人が従来株に対して中和抗体を保 有していた。また、流行中のN501Y変異を有する3つのウイルス株(英国、南アフリカ、ブラジルで初めて確認された株)に対しても、90〜94%の人が中和抗体を有していた(従来株[1回目接種後の陽性割合:57%、2回目接種後の陽性割合:99%]、英国株[同:18%、同:94%]、南アフリカ株[同:21%、同:90%]、ブラジル株[同:16%、同:94%]、カルフォルニア株[同:39%、同:97%]、ニューヨーク株[同:55%、同:98%]、由来不明株[同:34%、同:97%])。
・現在懸念されているインド由来の株に対しても、中和抗体の陽性率が低下するような傾向は見られなかった(同:37%、同:97%)。
・未感染者において、計8株すべてが中和抗体陽性であった人は、全体の89%(93/105)だった。
・中和抗体の上がり方については個人差が見られた。とくに1回接種のみでは、変異株に 対して中和抗体が産生されない人が一定数存在した。
・既感染者は1回目の接種後すぐに十分な量の中和抗体が産生される可能性があるが、追加データによる検証が必要である。
2回の接種に耐えた先にはやはり明るい未来があるように感じられる報告でした。
その他最も権威のある医学雑種にも変異株への有効性を示すデータが報告されています。
1日も早く接種を希望される国民全員にワクチンが行き渡るよう諸外国のように接種を行う資格者と接種会場の拡大方針を日本政府も打ち出される事を期待しています。
-
経過のよくない発熱者が多数来院されています。新型コロナもインフルエンザも極めて少ない時期の高熱が軽症であるはずはなく治療のタイミングを逸して受診された方ではやることをやって好転する事を祈るしかない状況で重症化の防止には早期からの治療介入が大切でそれでも悪化が止められないのが現状で相当苦労しています。今週当方で対応を行った方でも2日を経ても解熱がえられない方が確率的に数名いるとは思いますのでその方へは午前は対応致しますのでご相談下さい。なおいつもながら医師一人での対応となるため必要最低限の対応となりますのでご了承下さい。
-
数週間前より咳や嘔吐下痢症状の中に非常に病状のよくない方が含まれるようになっており積極的に治療を行っても病状の改善まで長期間を要している方が大変増えています。定義上数日後から数ヶ月後に診断されるはずの風邪、胃腸炎、喘息の診断がはじめからなされる事はありえませんので悪化してくる方が後をたたない状況で週何人か入院をお願いしているのが現状でそうならないようにはじめから全力で治療にあたっていますがそれでも治療には難渋しており誰にもいい状況ではありませんので正しい診断のもと早めに治療介入を受けて頂き悪化を回避して頂けましたらと思います。こちらで治療を開始した方で治療後2日を経ても未だに高熱が続いている方では病状が大変よくない可能性がありますので4/29午前対応を致しますのでご相談下さい。なお医師一人での対応のため多くの事には対応しきれないとは思いますのでご了承下さい。
-
【麻疹単体ワクチン】4/27より予約を行います。7歳以上の方ではこちらをご利用下さい。こちらも安定供給の状態にないため予約が取れない場合がありますのでご了承下さい。
-
【麻疹風疹ワクチン】4/26より予約を再開しました。まだ安定供給ではないため予約が取れる場合と取れる場合がありますのでご了承下さい。
-
インフルエンザこそ週10人認めるかどうかになっていますが成人を中心に新型コロナウイルスは週30人以上認めゴールデンウィークの人の動きの増加に伴い再び対応しきれなくなるのだろうと予想しています。喘息みたいな扱いをされた咳風邪が悪化して来院される方は再び増えており、それ以上に成人を中心とした胃腸炎は感染性が大部分で状態が良くない方が多く咳風邪こじれ以上に今最も警戒して対応しているものです。今は風邪が非常に少ない時期ですがその時に発熱をされる事は病状はあまり良くない可能性があると考え正しい評価のもと早めに受けられる事をお勧め致します。
-
MRワクチンの供給が再び停止してしまっておりますため新規の接種受付を当面中止とさせて頂きます。
-
【4月1日より】成人の帯状疱疹ワクチンに接種費用の補助がなされる事が開始となりました。
-
【MRワクチン】若干数ではありますが入荷されてくるようになり接種受付を再開致します。ただ希望の数だけ納入するにはもう少し時間がかかりそうですので定期接種の児童に優先的に接種させて頂きますのでご了承下さい。
-
【4月1日より】5種混合ワクチンが定期接種となりました。4種混合ワクチンとヒブが混合された物で針を刺す回数が減りお子さんの負担の軽減になると思います。副作用や効果は従来のものと変わりないと判断していますが、新しいワクチンにご不安のある方は今まで通りでよいと思いますのでご希望の方は窓口にご連絡下さい。なお、4種混合ワクチンとヒブワクチンの接種で開始した場合は途中で5種混合ワクチンへの変更はできないようですので計4回の接種は全て同じワクチンでの組み合わせで接種となります。
-
【MRワクチンの出荷調整に伴い接種受付をしばらく中止させて頂きます】