新型コロナワクチンの二回目接種をお控えの方へ。ご不安の軽減につながれば幸いと接種後予想される経過を記載させて頂きましたので宜しければご参照下さい。
6/7より二回目の接種がはじまります。
多くの方が接種を心待ちにしておられる中大変申し訳ありませんが皆さまに先立って二回目の接種を受ける機会を頂きました。
私は出現するであろう具体的な症状と接種後の経過を先に接種した知人から聞いていて十分対策が練れたのとあと何時間耐えればいいというのがわかっていたのはかなり気が楽になり助かりましたので、これから接種されます皆さまのご不安の軽減に役立てばと私が経験致しました経過と収集しておりました各種情報をもとに二回目の接種後に予想されます経過を記載させて頂きますので何か参考になるものがあれば幸いです。
二回目の接種では前回より接種部位の痛みは軽い傾向にあるものの少なからず何らの全身反応を1-2日は認めるものと思って接種を受けて下さい。
一回目接種時は実験的にアルコール摂取をして変化があるか観察してみましたが今回はやめておいた方が懸命だろうと考えアルコール摂取で症状は悪化するかを試すのはやめました。
最も辛そうな40度の発熱と高度な頭痛の組み合わせの状態で働く事を想定して対策を練っていましたが私は幸いまあまあの倦怠感と関節痛程度の症状ですみ仕事に支障を生じるほどではありませんでしたが、可能な方は接種後1-2日は予定を入れずゆっくり休養を取るつもりで考えておかれた方がよいかと思います。
実際に見聞きした数十人からのデータをまとめますと全身反応としては、発熱、頭痛、体の痛み、倦怠感、吐き気の頻度順で認めており、これらを単独又はいくつかの組み合わせで、接種後15時間程から認め、20時間程から症状は強くなり、強い症状はその後半日程続き、その後半日程かけて漸減して回復する、という経過をたどられる事になるのではないかと思います。
接種後半日ほどしてから症状がで出してしっかりした症状になってから1日ほどで症状は軽快するので1日経つのを必要なら対策を講じて待つというのが副反応への概略ですが、症状に対してはほとんどの人がカロナール使用し服薬での問題を認める事なく症状の軽減を経験しており安全で有用な薬剤かと思います(アメリカ疾病予防管理センターはロキソニンのような分類の薬も使用可と報告はしています)。
カロナールが効かずボルタレンを使用した人もいましたがその人は薬の使用で何か問題があったような事は言っていませんでしたがボルタレン使用時には血圧低下に気をつけて体調を観察して下さい。
二回のワクチン接種により抗体はほぼ全例で認められているとのデータがほとんどです。
副反応の強さと抗体価との直接の相関を示したデータはないように思いますが抗体価が高いと報告のある項目は副反応が強く出ている人に該当するものが多い事から、仮に強い副反応が出たとしてもそれだけ沢山の抗体が作られているのだと良いようにも考えてみて頂き、これだけ抗体獲得率の高いワクチンは見た事がありませんし有効性も非常に高いワクチンだと思いますのでお辛い事もあるかと思いますがそれも1-2日だけの事ですので是非とも頑張って下さい。
なお、抗体を保有する事が何の改善につながるのかはまだ定かではありません。
接種後もこれまで通り十分な感染対策を行ってご生活を続けて下さい。
-
数週間前より咳や嘔吐下痢症状の中に非常に病状のよくない方が含まれるようになっており積極的に治療を行っても病状の改善まで長期間を要している方が大変増えています。定義上数日後から数ヶ月後に診断されるはずの風邪、胃腸炎、喘息の診断がはじめからなされる事はありえませんので悪化してくる方が後をたたない状況で週何人か入院をお願いしているのが現状でそうならないようにはじめから全力で治療にあたっていますがそれでも治療には難渋しており誰にもいい状況ではありませんので正しい診断のもと早めに治療介入を受けて頂き悪化を回避して頂けましたらと思います。こちらで治療を開始した方で治療後2日を経ても未だに高熱が続いている方では病状が大変よくない可能性がありますので4/29午前対応を致しますのでご相談下さい。なお医師一人での対応のため多くの事には対応しきれないとは思いますのでご了承下さい。
-
【麻疹単体ワクチン】4/27より予約を行います。7歳以上の方ではこちらをご利用下さい。こちらも安定供給の状態にないため予約が取れない場合がありますのでご了承下さい。
-
【麻疹風疹ワクチン】4/26より予約を再開しました。まだ安定供給ではないため予約が取れる場合と取れる場合がありますのでご了承下さい。
-
インフルエンザこそ週10人認めるかどうかになっていますが成人を中心に新型コロナウイルスは週30人以上認めゴールデンウィークの人の動きの増加に伴い再び対応しきれなくなるのだろうと予想しています。喘息みたいな扱いをされた咳風邪が悪化して来院される方は再び増えており、それ以上に成人を中心とした胃腸炎は感染性が大部分で状態が良くない方が多く咳風邪こじれ以上に今最も警戒して対応しているものです。今は風邪が非常に少ない時期ですがその時に発熱をされる事は病状はあまり良くない可能性があると考え正しい評価のもと早めに受けられる事をお勧め致します。
-
MRワクチンの供給が再び停止してしまっておりますため新規の接種受付を当面中止とさせて頂きます。
-
【4月1日より】成人の帯状疱疹ワクチンに接種費用の補助がなされる事が開始となりました。
-
【MRワクチン】若干数ではありますが入荷されてくるようになり接種受付を再開致します。ただ希望の数だけ納入するにはもう少し時間がかかりそうですので定期接種の児童に優先的に接種させて頂きますのでご了承下さい。
-
【4月1日より】5種混合ワクチンが定期接種となりました。4種混合ワクチンとヒブが混合された物で針を刺す回数が減りお子さんの負担の軽減になると思います。副作用や効果は従来のものと変わりないと判断していますが、新しいワクチンにご不安のある方は今まで通りでよいと思いますのでご希望の方は窓口にご連絡下さい。なお、4種混合ワクチンとヒブワクチンの接種で開始した場合は途中で5種混合ワクチンへの変更はできないようですので計4回の接種は全て同じワクチンでの組み合わせで接種となります。
-
【MRワクチンの出荷調整に伴い接種受付をしばらく中止させて頂きます】
-
【4月1日~】発熱対応を通常化するとされました。ただ通常化とは保険診療の費用上の事であり病気の本質は今も何ら変わってはいませんし薬剤代が非常に高額に設定された事で投薬を希望しない方が増える事による病状悪化へのリスクが増える事を大変懸念しておりこれまで以上に感染対策は重要になると思います。当院ではドライブスルー診察など駐車場を含めた敷地全体を診察スペースとしあらゆる対応を徹底した個別対応にて行っている事に加え紛れ込みを想定した幾重ものバックアップ機能を備えておりコロナ禍以降延べ5万人以上の発熱対応を行ってきながら今なお誰一人の院内感染者の発生もみていない理由はご利用頂いております方であればお分かり頂けるかと思います。発熱対応は全くの別空間で並行して行っていますが感染者ゼロの最大の秘訣は正しい知識のもと徹底した空間分離を行っている事だと考えており麻疹の診察すら何ら問題となるレベルにはなく定期受診やワクチン接種を安心して受けて頂きながら発熱の方にも積極的に対応していくには外診察の継続は必須と考えておりますので通常に戻すとの行政の方向性ではありますがこれまで通りのやり方で診察を行わせて頂きます。