当院の感染対策についてお知らせ致します
皆さんの安全のため実際にどのような感染対策が行われているかは皆さんの関心のあるところだと思います。
その内容はこちらが行うべき義務でありその大きさは皆さんへの誠意だと考えています。
当院の感染対策の最大の特徴は、少なくとも9箇所の診察スペースと4箇所の待合スペースを最大限に利用した徹底した個別管理を行っている事かと思います。
発熱者や行動範囲を広げた人の風邪症状は外でトリアージを行い投薬のみなら外で完結しますし、中での治療が必要な方にはその場で遺伝子検査を行い評価を行ったのち治療に進む事で全員の安全性を確保しています。
行動範囲が広い年代の方や県外移動をされていた方には他の方へ万一の事がないよう念のためクリーンルームに匹敵する特殊な空調工事を施した特別室にて個別対応を行わせて頂き、検査を希望されなかった場合でも感染の可能性が考慮される人であった場合はその空間は閉鎖し高濃度オゾン滅菌による完全滅菌に入ります。
その他の通常の空間にも、元々建物の有する特殊フィルターが組み込まれた空調のほか、次亜塩素酸発生器、エアドックを各20箇所以上に配置しこの数は即効性を考えて各社が提唱している対象面積の3倍程度の機能に相当する数を準備し仕切りの位置か空気の流れを考えて隙間なく配置しあらゆるウイルスに対して即時排除されるように計算されたもので、1年以上前に空気感染の可能性が報告された事がありましたがその頃より院内感染対策は空気感染レベルで対策を講じてきています。
当院では窓を全開にしての換気や飛沫防止スクリーン設置は行っていませんがこれは独自に色々な状況を作り浄化レベルの計測を行った結果今行っているやり方が最も空間の空気が浄化されていたというデータを得たことに由来していますが、その後アメリカ疾病予防管理センターから窓の開放での空気の回りは気候に依存し安定しない事やスクリーンは配置によってはむしろ空気の回りを妨げてウイルスがこもる可能性があるため空気清浄機を最大限に駆使すべきとの報告が出た事で今の感染対策方法は正しく行われているものと確信しています。
オゾンは現在において最強兵器だとは思いますが有効濃度の範囲が狭いため効果に乏しいか有害濃度に達してしまう問題があり有人環境での有用性は限定的なため、各所に配置し人体に害のない低濃度で利用してはいますが主は高濃度オゾン発生器にて無人環境時に院内の完全滅菌に利用しています。
個別対応のための個室診察室は5分以内に空気が全て入れ替わるよう特殊換気工事を行っており基準検査までは行ってはいませんがクリーンルームで行うような心臓手術もそこで行えるのではないかと思われる性能を有しています。
また今まで有していなかった機能を持たせた多機能空間をこの秋に設けました。
今はまだどう使っていくのが有効か決めかねていますが世の中が最高に荒れた時にその使い方がはっきりしきっと救世主になってくれるとものと考えています。
当院の感染対策は開院当初から行ってきているものではありますが新型コロナウイルスの出現により対応レベルを格段に上昇させる必要性がでてきてこの2年ほどで劇的な強化を行ってきました。
自制して生活しておられる風邪症状のない方、マスク着用が不適な2歳以下の児やマスクがうまく着用できないご高齢の方が安全に利用できる環境を対策の最低基準として作り上げてきたものです。
今ワクチン接種が普及し世の中で人の流れが増え感染力の強い変異株が出現している中で新型コロナウイルスのワクチン接種が何らかの理由でできない方や接種対象にすらなっていない年齢の児をいかに感染させないようにして日常生活を回復させていくかが最大の課題だと思いますがその水準を越える事は出来ているものと考えてはいます。
富山県という土地柄を最大限に利用した独特な対策や運用様式は全国でも最高水準にあるとの自負はありますが残る最大の懸念は数が増えすぎて対応可能能力を越えてしまい診察難民が出てしまうことです。
行動歴で論じられるこの感染症で最も重要な事はこちら側の如何なる感染対策より各自の行動を中心とした徹底した感染予防とワクチン接種による重症化の予防だと思います。
各自取るべき行動についてはよく考えてご判断下さい。
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新型コロナ感染者が増えており今週は警報レベルで経過しています。送迎会や卒業式など集まりが多い時期である事が影響しているのかと思いますがご家族に感染を拡大させないよう集まりに参加された後は少なくとも2-3日は感染拡大防止対策とご自身の体調確認を徹底されます事をお勧めいたします。また肺炎の方を日々拝見いたします。安易な喘息の治療は大変危険だと思います。
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【キャッチアップ時代の方で子宮頸がんワクチン接種をご希望の方へ】費用補助期間が1年間延長となります。2025年3月までに1回以上接種を受けて頂いた方が期間延長の対象となりますのでご希望の方で1回目が未接種の方はお急ぎ下さい。
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日曜診療では対応人数を増やすため発熱診療では診療内容の簡素化を図らせて頂いております。平日のみの対応とさせて頂いております検査がありますのでご了承下さい。
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3/3(月)より発熱外来をネット予約に変更いたしました。業務負担を減らして業務を適正化する事が主たる目的で診療のコンセプトはこれまでと変わりはありません。当面は移行期の問題が発生すると思われますがその都度修正を行ってまいりますのでご了承下さい。
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【3月3日(月)より発熱外来予約をネット予約に変更させて頂きます】朝6時から最終受付の30分前までの時間で当日分の予約が取れるようになっております
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インフルエンザも新型コロナウイルスもあまり流行っていない時こそ細菌は強く病状が悪化した方が大変多くなっています。先週だけで10名程の肺炎を拝見し5名程度入院をお願いしておりますし胃腸炎もことごとく細菌感染が関与しているデータで、インフルエンザが陽性であっても新型コロナウイルスが陽性であっても咳と胃腸炎症状は別の疾患によるものでそちらへの治療が疎かになっている方々が病状悪化を認めている方で病状悪化防止のためにはとにかく咳症状には敏感になって併せて治療を受けてください。
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本年度のインフルエンザワクチン接種は2/22(土)で終了となります。接種をご希望の方はお急ぎ下さい。
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インフルエンザも新型コロナも感染者は大変減少していますが各種感染症が減少してくると必ず生じるのが咳風邪の重症化で、先週あたりより再び病状が悪化した状態で受診してこられる方が増えております。咳症状は新型コロナやインフルエンザによるものでも喘息でもなく悪化して受診される方の多くがこれらの診断を受けておられます。長く続く咳や高度な咳症状にはとにかく注意して頂き悪化する前の早期受診をお勧めいたします。
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【インフルエンザワクチン接種】公的な費用補助は終了いたしましたが希望者がいなくなるまで又は流通が停止するまでワクチン接種は継続いたします。接種をご希望の方はお急ぎ下さい。
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【睡眠時無呼吸の治療を受けておられます患者さまへ】