1/4より通常診療を行います。

本年は医療現場では新型コロナウイルスの出口戦略が如何なるものとなるのかが大変大きな問題となってくる年で行政の指針が如何なるものとなるかには大変注目をしております。

◎全診察への対応を安全に行っていくため、本年も発熱者への外診察を用いた徹底した空間分離と個別対応にて診察を行って参ります。

◎発熱のある方や検査が必要な方は電話でのみの受付とさせて頂きます。

◎発熱への電話受付は8時45分~12時、14時15分~18時の対応となります。

◎1日に行える発熱への検査数には限界があるため検査は当日予約でのみ受付を行います。

◎1人でも多くの方へ検査を行うべく検査数はこれ以上は全く余裕のないという数までかなり無理をして詰めて行っています。そのため予約時間からお待ち頂く事が大部分である事が実際です。お時間にあまり余裕のない方や体調の関係でお待ち頂く事が難しい方は厚生センターにて他で対応可能な施設の案内を受けて下さい。

◎医療施設としての検査の精度の観点ともはや皆さん自身で行えるものとなっているものである事より抗原検査は取り扱っておりません。

◎迅速性の観点より従来からのPCR技術を用いた検査も現在停止中で、新型コロナウイルスへの検査は行政の承認を受けた高精度の精密検査でのみ取り扱っております(正確には異なりますが理解して頂きやすく言うと現在存在する中で最速のPCR検査です)。

◎新型コロナ抗原検査の精度の観点より、新型コロナ抗原とインフルエンザ抗原との同時迅速検査キットの使用は予定しておりません。そのためインフルエンザ迅速検査には別で検体採取が必要となってしまい2つの検査を行う場合は2度の鼻への綿棒挿入が必要です。それが不可という方では検査は行えません。

弱毒株への変異、ワクチン接種が進み内服の治療薬の開発もなされ経済のためには人流を活発にしていく事には異論はありませんが、通年性に存在し感染力の強さや死亡数の高さを考慮すると通常の風邪と同じようなレベルで議論がなされているのには疑問は否めません。

一番感染症の影響を受ける年代は高齢者ですが、若年者特に幼少児は媒体となり濃厚接触者の自宅待機は就業や就学に影響が大きく、身動きがとれない状況が人流の抑制につながってきており、やはり今後も全年齢や全業界の問題であって感染拡大を最小にする事が日常生活を活発に維持する上でも不可欠であると思います。

これまでの経験と講じてきた対策の積み重ねにより診療体制の形成は完了していますが唯一の課題が発熱のある方への対応できる人数です。
世の中の一般的な対応人数の1.5倍の対応を行っているかと思いますがそれでもコロナ時代前のインフルエンザへの対応人数の半分でしかなく、対応できないとお伝えする事にはスタッフ全員が心を痛めている事であり発熱者の受診難民を作らない方法を日々考えてはいますが、精密検査だからこそ拾い上げられた症例を少なからず拝見してきているため速度重視で検査の質を落とす判断は行えず、今のままで対応人数を増やす方法をもう少し考えてみたいと思っています。

感染しても重症化が“以前より”少なくなったのはデータ上は明らかですが、感染力は強く感染者数が増えた分インフルエンザと比べても死亡は多くなっており後遺症の問題もあるため、感染症の取り扱いを緩和される際に感染疑いのある方の診察をどう行っていくか決める事なく皆さんにコロナ診療に窓口負担を求めるようなレベルまで一度に緩和してしまうとおそらく感染者数は跳ね上がり良くない結果をもたらすものと思われ、段階的な緩和策を出して頂ける事を期待するばかりです。

本年は以前の生活を取り戻す方向に向かう年となるように思いますが、その環境においても皆さんが平和で健康にお暮らしになられる事を願っております。

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